1969年8月、ハリウッド。TV西部劇スター、リック（レオナルド・ディカプリオ）と専属スタントマンのクリフ（ブラッド・ピット）は、かつての人気も落ち、何とか傍役で食いつないでいた。そして、アメリカ映画界史上忌まわしい惨劇の3日前から物語は始まる。タランティーノ監督の子供頃に目にした、耳にした事を徹底的に盛り込んでいる。リックの表紙のTVガイドは、ジャック・デイビス風のイラストに描かれていたり、一瞬映るモノにもこの凝りよう！またスティーブ・マックィーンやブルース・リーなど微妙に似ているキャスティングも絶妙。タランティーノ少年の絵日記を見るようで隅々まで愛らしい。ラストの『ロイ・ビーン』のエンディング曲にも納得！

19/8/27(火)