久しぶりにミュージカルを紹介するのは、本作が韓国で10年以上も安定の人気を誇っている舞台だから。もとはチェコで生まれた作品を韓国の制作陣がリクリエイト。ロンドンで語り継がれる連続殺人犯“切り裂きジャック”の伝説をモチーフとした、ラブロマンス・サスペンスなんですね。ハラハラドキドキと胸キュン（死語？）の融合したストーリー展開が韓国のミュージカルファンの心を見事にヒットして、いよいよ待望の日本版が登場です。ネバりにネバる演出家（妥協を許さないって意味、褒めてます！）白井晃さんのもと、キャスト陣がユニーク＆ゴージャス。主人公の医師ダニエル役に木村達成さんと小野賢章さんのWキャスト、捜査官アンダーソン役に加藤和樹さんと松下優也さん（W）、娼婦グロリア役にMay’nさん、娼婦ポリー役にエリアンナ さん、記者モンロー役に田代万里生さん（新境地が見られそうで個人的にとても楽しみ）、そしてジャック役は堂珍嘉邦さんと加藤さん（W。加藤さん大活躍！）。Wキャストの個性が違い過ぎて、組み合わせによって作品が大きく様変わりしそう。どの回を選ぶか、おおいに悩んでくださいませ〜。

21/9/10(金)