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アートのみかた

村田 真

美術ジャーナリスト

大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師

首都圏の美術館の多くが休館を余儀なくされるなか、予約も不要で見られる随一の現代美術展がこれ。立石絋一(1941-98)は最後の読売アンデパンダン展でデビューし、ポップな絵画や漫画で人気を得た画家。 その後イタリアに移住し、デザイナーとして活動しながら絵画やイラストの制作を続け、帰国後は絵本や陶芸にも手を染めた。その間、タイガー立石、立石大河亜と改名している。次々とジャンルを広げ、名前も変えたのに、描く絵は一貫してポップでキッチュでファンタスティックな作品だった。 この一貫しない一貫性こそ立石の真骨頂であり、また、評価が滞った原因ではないか。合わせて幅18メートルに及ぶ《明治青雲高雲》《大正伍萬浪漫》《昭和素敵大敵》の3部作は必見!

21/6/5(土)

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