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巨匠から新鋭まで、アジア映画のうねり
紀平 重成
1948年生まれ コラムニスト(元毎日新聞記者)
台北暮色
18/11/24(土)
ユーロスペース
ホウ・シャオシェンとエドワード・ヤンふたりの監督の遺伝子を受け継いでいると高く評価されているホアン・シー監督のデビュー作です。確かに鉄道や高速道路が高架で交差するカットや駅で主人公たちがすれ違い場面、長回しや円卓を囲むシーンはホウ監督の作品を彷彿とさせる一方、当のホウ監督は「台北の現在の姿を描けたのは、『台北ストーリー』のエドワード・ヤン以来だ」と自分よりヤン監督に資質が近いと指摘します。主演のリマ・ジタンを発...
18/11/19(月)