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よしひろまさみち
オネエ系映画ライター
ステージ・マザー
21/2/26(金)
TOHOシネマズ シャンテ
ドラァグクイーンの世界に、ストレートのおばさまが入って大わらわ!って話かと思いきや、全然違うの。ライアン・マーフィーの『POSE/ポーズ』で描かれた、ドラァグクイーンの“ファミリー”と同じく、血の繋がりうんぬんではないファミリーのあり方を見事に描いているのよ~。 たしかにベタ、そして既視感ある展開……ではあるものの、むしろこのテーマならこのベタ加減がいいじゃな~い。ハリウッドメイドではなく、カナダ映画だということもお忘れなく。 あ、そして監督はカルト的ゲイ映画『Beefcake』のトム・フィッツジェラルドというのも、見る人がみれば「あぁ!」というポイントです。
21/3/9(火)