Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

現代の名人芸を追い続ける

山本 益博

1948年生まれ 料理評論家、落語評論家、プロデューサー

上野・鈴本演芸場 7月下席 特別企画公演

上野鈴本が7月から夜の部が再開された。中席の11日からは「特別企画公演」として、柳家喬太郎が「新作も昔は古典だった」と題して連日ネタ出しの高座を務める。古典を改作して新たな魅力を引き出す名人である喬太郎が『任侠おせつ徳三郎』『すなっくらんどぞめき』『歌う井戸の茶碗』などを演じる。喬太郎改作による新作の素ネタは古典落語だったというわけである。そして、下席の21日からは、これまた「特別企画公演」として桃月庵白酒がトリで得意の十席を高座にかける。21日『大山詣り』22日『お化け長屋』23日『船徳』24日『青菜』25日『死神』26日『千両みかん』27日『化け物使い』28日『鰻の幇間』29日『不動坊』30日『火焔太鼓』。ちょうど、東京オリンピック開催中に当たり、白酒のことだから、無観客の五輪を皮肉り、揶揄しながら、噺を面白くして行くに違いない。『船徳』『死神』『千両みかん』『不動坊』『火焔太鼓』が聴き物!

21/7/12(月)

アプリで読む