今年、誕生から130年を迎えた劇団新派が、記念の特別公演として、映画やテレビで何度も映像化されている、あの『犬神家の一族』の舞台化に挑みます。 歌舞伎の澤瀉屋一門から、2016年に喜多村緑郎、17年には河合雪之丞と、人気の花形役者が弟弟子たちと共に相次いで入団し、主役ができる若い二枚目と女形が揃ったことで、このところ勢いづいている新派。 昨年、明智小五郎の緑郎と、緑川夫人役の雪之丞を中心に、花形公演として初演され、今年パワーアップした全美版が上演された『黒蜥蜴』も、新派独特の時代感覚に、歌舞伎の手法が取り入れられて、とても楽しいエンターテインメントになっていました。この『犬神家～』も、かな...

18/11/8(木)