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水先案内人のおすすめ

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立川 直樹

1949年生まれ プロデューサー、ディレクター

BELUSHI ベルーシ

今やカルト映画の仲間入りをしているといっても過言ではない『ブルース・ブラザース』(1980年) のジェイク役で人々の記憶に永遠に残っているジョン・ベルーシは本当に嵐のように生きた稀代のエンタテイナーだった。イリノイ州で育った幼少期から、コメディアン、ミュージシャン、俳優として成功を収めるも、人気絶頂の1982年に33歳という若さで薬物の過剰摂取により亡くなるまで、アメリカンコメディ界に革命を起こしたベルーシの姿が108分の映画の中に見事に凝縮されている。タイトルはずばり『BELUSHI ベルーシ』。親友のダン・エイクロイドや監督のジョン・ランディスをはじめとする関係者のインタビューやTV『サタデー・ナイト・ライブ』や映画『アニマル・ハウス』は勿論のこと、見たこともない映像が抜群のスピード感とセンスで編集されている。監督は『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』(2021年) のR.J.カトラー監督。ビリーの映画はどこかぼやけていたが、2020年のこの映画はベルーシの破天荒なパワーをもらったせいか冴えまくっている。

21/12/10(金)

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