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演劇鑑賞年間300本、記者歴40年のベテラン

大島 幸久

演劇ジャーナリスト

劇団青年座『アルビオン 白亜の地イングランド』

題名の『アルビオン』とは、別称イングランド。ドーバー海峡の白い崖を指す“白い丘"の意味で、古称がイギリス、そしてグレートブリテン島。英国の作家マイク・バートレットの秀作だが、現在のEU離脱に至る英国の謎を解く一助になるかも知れない。物語の主人公はオードリー・ウォルターズ。ロンドンでの事業を縮小し、オックスフォード州に移ってきた。かつて叔父が暮らしていた大邸宅を買い取る。なぜ、田舎へ戻ったのか。ここが壺。英国式庭園のある屋敷に戻し、荒れた庭も整備する。2017年にロンドンで初演された舞台。登場人物が並ではない。娘ザーラは作家を目指して移住、邸宅で働いていた掃除婦、戦死した息子の恋人らが絡む。出演はオードリーの津田真澄を始めベテランの山野史人、名取幸政、そして女優陣。海外現代戯曲シリーズ6弾目である。

21/5/15(土)

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