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いつも劇団四季と宝塚と歌舞伎を上演中の劇場にいます
原田 順子
演劇ライター
宝塚星組『ロックオペラ モーツァルト』 宝塚歌劇団星組 フレンチ・ミュージカル
19/11/20(水)~19/12/15(日)
東京建物ブリリアホール, 梅田芸術劇場
このほど星組の新トップスターに就任した礼真琴と、新トップ娘役に就いた舞空瞳のプレお披露目公演となる、『ロックオペラ モーツァルト』です。 梅田芸術劇場 メインホールでの大阪公演は11月27日まで。東京公演は、12月3日から15日まで、池袋に新しくできた東京建物ブリリアホール(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズの一環として、上演されます。 あの天才作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(礼真琴)の短くもドラマティックな半生を、悪妻とも言われた妻コンスタンツェ(舞空瞳)や、モーツァルトを理解し憧れるがゆえに、その才能に激しく嫉妬した宮廷楽長アントニオ・サリエリ(凪七瑠海)との関係を軸に描いた、フランス発のミュージカルです。 宝塚でも大ヒットしたフレンチ・ミュージカル『太陽王』『1789』『アーサー王伝説』、そして宝塚オリジナルの『CASANOVA』の楽曲でもお馴染みの、ドーヴ・アチアが手がけた作品なので、ノリのいいロック音楽や、モーツァルトとサリエリの美しいデュエット曲など、印象的なナンバーが多く、歌唱力には定評のある礼と凪七による歌のかけ合いなど、聴き応え十分で、今回も楽しめそうですね。
19/11/24(日)