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水先案内人のおすすめ

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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

浅草演芸ホール 3月下席

知る人ぞ知る寄席の面白公演。一番の注目は、トリに起用された林家種平だ。種平の“種”は出身地の種子島から。初代林家三平に入門して51年、裏表がなく、人懐こい性格で皆に愛されている。そんなベテランが、しばらく前から、寄席のトリで普段はやらない大ネタを演じて、ファンを喜ばせるようになった。「仲間の春風亭小朝さんが『ぜひこのネタを』と勧めるのよ。たいてい大ネタなんだけど、俺は普段軽い噺ばかりだから、覚えるのが大変。毎回必死でやってます」とは本人の弁。「どうして苦労してまで大ネタを覚えるの?」「だって、覚えると、小朝さんが必ず仕事をくれるんだもの」。今春は講談ネタの大物『小猿七之助』に挑む。

20/3/19(木)

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