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“燃え”なければ映画ではない!アツい作品をセレクト
相馬 学
フリーライター
プラットフォーム
21/1/29(金)
新宿バルト9
『CUBE』『ソウ』で築かれた限定空間スリラーは、さまざまに発展してきたが、ここまで来たか!と思わせるのがスペイン製の本作。 無数の層が積み上げられた建物に、各フロアふたりずつが閉じ込められている。部屋の中央部を下降する台に乗せられた、豪勢な食べ物が一日に一度の食事だが、台が下降するほど食べ物は減り、下層の人々は飢えていく。そんな状況下で、どう生き延びるのか!? 設定だけでも目が離せないが、上の者が下の者を踏みつける社会の縮図のような構造も面白い。上下の階層に協力を呼びかけても、飢えれば人は連帯意識を忘れる。この極限状態は現代とリンクしている!? 人間の理想や汚い部分を直視する上でも必見!
21/1/28(木)