韓国のコメディ映画。最近、ここまでストレートなコメディはなかなか観たことがなかった。舞台はハイジャックされたハワイに向かう旅客機の機内で、たまたまそこに居合わせたごく普通の親子3人が…という設定で、まずは頼りないキャビン・アテンダント（男性）が、これでもかというくらいのオバカキャラ。こういうキャラがちゃんと活きているとだいたいコメディはうまくいく。テロリストとの対決というサスペンスフルな展開だが、各所で笑いどころをうまくつくっていて、アメリカ映画以外でこれほどストレートに楽しめたコメディは久しぶりだった。コメディの王道、という感がある。子供（子役）がものすごく可愛くないのだが、でもだんだん憎めなくなってくる。やっぱりうまいのかな。なかなか、お薦めです。

21/2/11(木)