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木谷 節子
アートライター
マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン 展
19/7/6(土)~19/10/6(日)
三菱一号館美術館
20世紀初頭、「デルフォス」という、特殊なプリーツ加工を施したドレスで、女性をコルセットから解放したマリアノ・フォルチュニ。100年たっても新しい彼の魅惑のファッションとともに、その華麗なる人生を紹介する。祖父も父もプラド美術館の館長を務めたというスペイン美術界のサラブレッド・フォルチュニは、もともと画家、写真家、舞台芸術家etc.として活躍。その美意識をもって愛する妻と二人三脚で「デルフォス」をはじめとしたエキゾチックなファッションを手掛け、ヴェネチアの工房からパリやニューヨークのセレブに売りまくった。もう神に愛されているとしか言いようがない人生だ。芸術家にして、デザイナーにして、ビジネスマン。そんな彼の全貌に迫る、日本初の展覧会である。
19/7/6(土)