日本中、世界中にあふれる生活道具にひそんだ「美」を発見し、民藝と名付け、そして広めていった柳宗悦。彼の没後60年を記念した民藝と周辺の社会に焦点を当てる展覧会。 膨大な生活用具とともに並べられている資料を見ていると、彼らは単に生活道具に萌え、集めただけではなく、その美の素晴らしさを拡散し、仲間を増やすことに注力しているのが見えてくる。つまり暮らし系インフルエンサーの元祖だったというわけ。 展覧会終了後のショップでは鑑賞者はこぞって買い物をしまくっており、彼らインフルエンサーの神通力は令和まで健在だと実感。

21/11/10(水)