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水先案内人のおすすめ

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日本で(多分)一番多くの映画を観る(年間800本!=新作、旧作も入れると…)映画評論家

野村 正昭

映画評論家

リチャード・ジュエル

イーストウッドの快進撃が止まらない! 近年『アメリカン・スナイパー』(14)や『ハドソン川の奇跡』(16)、『15時17分、パリ行き』(18)、『運び屋』(18)と、いずれも実話を基にして、骨太のドラマを作り続けてきた彼が、最新作の主人公に選んだのは、やはり実在の人物。アトランタ・オリンピック開催中の96年7月27日に起きた爆破テロ事件で、いち早く爆弾の存在に気づき、多くの人命を救った警備員リチャード・ジュエルは、国民の英雄として脚光浴びるが、FBIから容疑者のレッテルを貼られ、一転して、マスメディアの報道合戦に巻き込まれてしまう。彼の無実を主張する弁護士ライアンとの友情、そして息子の潔白を信じる母親との愛に、イーストウッドの演出が光る。2020年にはなんと90歳になるイーストウッド、衰えを知らないパワーにはただただ敬服するしかない。

20/1/15(水)

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