Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

巨匠から新鋭まで、アジア映画のうねり

紀平 重成

1948年生まれ コラムニスト(元毎日新聞記者)

慶州(キョンジュ)ヒョンとユニ

『キムチを売る女』や『豆満江』で中国朝鮮族というマイノリティーの厳しい現実を描いてきたアート系作家チャン・リュル監督が、有名スターを使いコミカルな雰囲気が漂う世界へと新境地を開いた一作です。世界遺産の町、慶州を久しぶりに訪れた大学教授(パク・ヘイル)はある茶屋にある1枚の春画を確認したいと思い再訪しますが、美しい女主人(シン・ミナ)によると7年前からないと言います。どこかとぼけていながら才気あふれる二人の交わす言動は大胆。とうとう女の家に泊まるはめになった男は、手を見せて欲しいと頼み、逆に女は耳を触らせてもらえないかと告げます。あともう一歩。二人の胸のドキドキが聞こえて来るようです。ライトに浮かび上がる古墳の美しさに目を奪われます。

19/6/5(水)

アプリで読む