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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人

三枝 成彰

現代作曲家

新国立劇場オペラ『ルチア』

新国立劇場2020年~2021年のラインナップより、4月は『ルチア』です。 19世紀イタリアの名作曲家ドニゼッティの傑作オペラで、舞台は17世紀のスコットランド。ヒロイン・ルチアは領主の兄の奸計によって恋人エドゥガルドが自分を裏切る手紙を見せられ、政略結婚を承諾してしまいます。その後、愛情と領主の妹としての立場の板挟みに苦しみ、気がふれた彼女は婚約者を刺し殺し、愛と絶望を歌って死に至ります。有名な「ルチア狂乱の場」です。 19世紀のオペラには、歌手が超絶技巧を披露する“狂乱の場”を入れることが流行しました。同じくドニゼッティの『アンナ・ボレーナ』のアンナ、トマの『ハムレット』のオフェーリアなどがありますが、ルチアはもっとも知られたものだといえるでしょう。 指揮は本作が新国立劇場デビューとなるイタリアの新進女性指揮者スペランツァ・スカップッチさん、演出はジャン=ルイ・グリンダさん。出演はイリーナ・ルングさん、ローレンス・ブラウンリーさん、須藤慎吾さんほか。4月18日(日)、21日(水)、23日(金)、25日(日)オペラパレスにて。

21/4/10(土)

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