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水先案内人のおすすめ

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演劇鑑賞年間300本、記者歴40年のベテラン

大島 幸久

演劇ジャーナリスト

M&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』

村上元三・作の『あんまと泥棒』が初演されたのは昭和41年(1966年)、明治座だった。あんま秀の市が17世中村勘三郎、泥棒・権太郎が中村富十郎(当時竹之丞)。その後、勘三郎、長谷川一夫で、近年では市川猿之助・市川中車のコンビらで演じられた。秀の市の家に忍び込んだものの権太郎は逆に秀の市に翻弄される二人芝居の喜劇だ。歌舞伎の芸達者が演じてきたが、芸風、台詞の間(ま)や言い回しが見せ場。南原清隆が秀の市、近藤芳正が権太郎。時代劇がやりたかったという南原に近藤が声を掛けたそうだ。2019年3月、愛媛の内子座でわずか1日限りの2回公演で上演された再演。脚色・演出が倉持裕。全4回公演。江戸情緒を味わって、と南原は言う。

20/11/12(木)

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