オペラ界の課題である「若い世代」のファンを増やすこと、魅力あるオリジナル新作品の創作という意味で注目の作品がこちら。 作曲は渋谷慶一郎、台本は島田雅彦。人造人間アンドロイドが出演し、カウンターテナーの藤木大地が主演。子供たちの合唱や新国立劇場バレエ団、ハンドコーラスも加わって科学技術と人間の共生をテーマとした物語が展開してゆく。 視覚的にも近未来を象徴する仕掛けが満載。デジタル技術を使ったプロジェクションが映し出されると言う。 ついにオペラにアンドロイドの時代来たる！ 老舗は守るべき部分と変化させるところのバランスがあってこそ発展する。オペラという芸術文化の老舗に、新たな手法が登場するこの瞬間を、しっかりと見届けたい。

21/8/13(金)