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アートのみかた

村田 真

美術ジャーナリスト

【3月4日~16日まで休館】掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜

近江彦根藩主にして江戸幕府の大老として開国を推し進めた井伊直弼の銅像が、なぜ横浜の掃部山に建っているのかがわかる展覧会。井伊大老は日米修好通商条約を強引に結び、反対派を粛清(安政の大獄)したため敵も多く、桜田門外の変で暗殺されてしまう。そのため明治時代に旧彦根藩士が銅像を建てようとしたが、東京では許可が下りず、開国に縁の深い横浜港を見下ろす掃部山(かもんやま)に建てられた次第。その建立運動の中心となったのが、横浜正金銀行の頭取を務めた相馬永胤であり、また銅像の台座を手がけたのは、横浜正金銀行本店を設計した妻木頼黄。その建物が現在、神奈川県立歴史博物館として使われているのだ。

20/3/13(金)

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