イタリアを代表する歌劇場であるボローニャ歌劇場の引っ越し公演です。『セヴィリアの理髪師』と『リゴレット』の2本の公演が行われますが、私が何より楽しみにしているのは、『セヴィリアの理髪師』です。 ロッシーニのこのオペラは最初から最後までわくわくどきどき。躍動する楽しい音楽と笑いにあふれた舞台、そして圧倒的なテクニックを要する歌の数々。「私は町の何でも屋」と「あの歌声が」だけでなく、すべての歌手のすべての歌に目くるめく思いがするはずです。 フィガロを歌うロベルト･デ･カンディア、ロジーナを歌うセレーナ･マルフィともにこのところ世界の大劇場で大評判となっている歌手です。そして、アルマヴィーヴァ伯爵を歌うのは日本でもおなじみのアントニーノ･シラグーザ。 素晴らしい舞台が目に見えるようです。 ※『セヴィリアの理髪師』は、20日と24日。

19/6/12(水)