山を愛し、山を歩き、山を描き続けた版画家、畦地梅太郎。彼が描いた力強く、そして色鮮やかな山の風景は、シンプルで単純化されているのにもかかわらず、自然の雄大さ、繊細さ、そして人間のちっぽけさなど、様々なことに思いを馳せさせてくれるものばかり。亡くなってから20年経った現在でも、彼の作品は雑誌『岳人』の表紙を飾り、mont-bellではTシャツとして販売されています。そう、まったく古びることがないのです。 この展覧会は、そんな畦地梅太郎の作品にたびたび登場し、そして現在も大人気の「山男」をフィーチャーした展覧会。朴訥とした表情の山男たちは、かわいく、そしてかっこいい！　美術館を出たその足で、山に行きたくなってくる展示です。

19/8/11(日)