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いつも劇団四季と宝塚と歌舞伎を上演中の劇場にいます

原田 順子

演劇ライター

四季 浅利慶太追悼公演 『エビータ』<東京> 劇団四季

6月17日、浜松町の自由劇場で、ティム・ライス(作詞)とアンドリュー・ロイド=ウェバー(作曲)の最高傑作と言われるミュージカル『エビータ』が開幕します。今回は、同じくライス&ロイド=ウェバーの手になるミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』に続き、昨年7月に亡くなった劇団四季元代表で演出家の、浅利慶太氏の追悼公演第3弾として上演されるもので、東京公演は、2012年以来7年ぶりのことです。 『エビータ』は、貧しい家庭に私生児として生まれながら、美貌と才覚を武器に、アルゼンチン大統領夫人にまで上り詰め、33歳という若さで病死した実在の女性、エバ・ペロンのドラマチックな生涯を描いたもので、浅利氏は生前、この作品を、イギリスのミュージカルの中で20世紀最高の完成度と位置づけていました。 ティム・ライスは、同じアルゼンチン生まれの革命家、チェ・ゲバラを狂言回しとして登場させ、時に冷徹に、批判的な目で、エバを描いています。 名曲『共にいてアルゼンチーナ』をはじめとするアンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽も、ロックあり、ラテンあり、宗教音楽あり、聴き応えがあるナンバーばかりです。

19/6/12(水)

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