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水先案内人のおすすめ

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山内宏泰

ライター

シャルル=フランソワ・ドービニー展 バルビゾン派から印象派への架け橋

刻々と移り変わる水辺のきらめきを好んで描いたのが、19世紀フランスの風景画家ドービニーだった。変化、水、光、19世紀、フランス……、それって印象派の特長と丸被りじゃないかと思うけれど、その通り。モネやルノワールらより少しだけ年長のドービニーの作風や制作方法は、のちに印象派と呼ばれるようになる面々の格好のお手本となった。いわばドービニーは「印象派オリジン」なのである。 初期から晩年までの約60点が並ぶ会場では、荒い筆触をあえて残して水の流れを表現するなど、時期ごとに異なるドービニーの絵画の探究を追っていくだけで楽しいことこの上ないのだった。

19/6/2(日)

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