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演劇鑑賞年間300本、記者歴40年のベテラン

大島 幸久

演劇ジャーナリスト

燐光群『熱海殺人事件』vs.『売春捜査官』

『熱海殺人事件』と『売春捜査官』は、つかこうへい氏の代表作だが、坂手洋二が上演台本と演出を担当するというじゃないか。やってくれますな。「ブスに生きる権利なんかねえ!」。こんな激しい、差別的(パワハラというべきか)な台詞がある戯曲をどのように2作を掛け合わせて料理するのだろう。 坂手が『熱海殺人事件』を初めて観たのが1978年というから満を持しての上演。実に40年を越す期間、忘れては思い出し、思い出しては構想を練ってきたのだろう。三浦洋一の木村伝兵衛部長刑事、平田満の熊田留吉、加藤健一の大山金太郎、井上加奈子のハナ子という初演は衝撃的だった。今回の出演者は猪熊恒和、大西孝洋、川中健次郎、円城寺あや、樋尾麻衣子ら。くわえ煙草の伝兵衛ふたり。坂手のお手並み拝見といこう。

19/7/20(土)

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