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水先案内人のおすすめ

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ギャラリーなどの小さいけれども豊かな展覧会・イベントを紹介します

白坂 由里

アートライター

Ota Art Archives(OAA) #1 青山悟

青山悟の作品を思うとき、くるりの「オールドタイマー」が頭のなかで流れ出す。古い電車の歌だけど、古参のミシンが走り出す。 今年4月、京急線梅屋敷駅の高架下にオープンした「KOCA」。@カマタが運営し、大田区有数の町工場とのコラボレーションなど、地の利を生かしたコワーキングスペースであり、工房であり、インキュベーションスペースでもある。さらにこの6月、現代アートを軸として大田区ゆかりの作家を招聘する企画「Ota Art Archives(OAA)」がスタート。その第一弾として青山悟がスタジオを一時的に移し、10月にミヅマアートギャラリーで開催する個展に向けて6月15日〜22日に公開制作を実施した。6月27日からは展示「縫い込め! Day and Night」が開催中だ。工業用ミシンによる刺繍でつくりあげられる絵画作品をはじめ、小金沢健人とのセッションから生まれたドローイング、2014年から参加者が描き込み続けている《アーティストたちの世界地図》など、公開制作の過程で生まれたものたち。 なお6月15日に行われたプレゼン大会では、大田区にはこんなにアーティストがいたのかという顔ぶれが続いた。飯沼英樹、市川平、松本力、キュンチョメ、長坂絵夢、LPACK.などなど。とりわけ時里充、福留麻里のプレゼンにウキウキした。今後どんな場になっていくのか。クラウドファンディングも受付中だ。

19/7/3(水)

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