伝説のお笑いコンビ、ローレル＆ハーディ。恥ずかしながら、名前は知っていても、どんなビジュアルでどんな芸風であるのかも知らないまま、彼らの伝記映画である本作を観た。自分なりに彼らのことを調べたりもしたが、付け焼刃でしかないことをお断りした上で、それでもこの映画をお勧めしたい。 というのも、本作でスティーヴ・クーガンとジョン・C・ライリーが再現に挑んだローレル＆ハーディの芸やショーが、ノスタルジックでありながら、とても新鮮なものに感じられたからだ。彼らのお笑いはスピーディーでもなければエッジでもないが、ゆったり、たっぷりと時間を使って笑いを煮詰めていくアプローチが、とても贅沢で豊かに感じられる...

19/4/30(火)