フーゴー・ヴォルフはオーストリア生まれで、19世紀末のヨーロッパで活躍した作曲家。不遇の人生を送り42歳という若さで世を去った彼ですが、歌曲を中心とした多くの作品を残しました。今日のではドイツ・リートのもっとも優れた成果のひとつともされる彼の作品は、音楽ファンを魅了してやみません。 11月28日（土）の東京文化会館での公演では、演出家の岩田達宗さんがヴォルフの「イタリア歌曲集」46曲をもとにその曲順を並べ替え、あたかも恋物語のように仕立て、“オペラ”として聴かせて下さるという野心的な試み。ヴォルフが知ったら、さぞ驚き、喜ぶことでしょう。 出演は老田裕子さん（ソプラノ）、小森輝彦さん（バリトン）、井出德彦さん（ピアノ）、山本裕さん（ダンス）、船木こころさん（ダンス）。

20/11/20(金)