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日本で(多分)一番多くの映画を観る(年間800本!=新作、旧作も入れると…)映画評論家

野村 正昭

映画評論家

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒

『コララインとボタンの魔女』(09)や、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(16)などで既に十分実績のあるスタジオライカの最新作。もう最初から最後のひとコマに至るまで、血湧き肉踊る面白さだ。セルアニメでもCGアニメでもない、パペット人形をサイズに合わせたセットに立たせ、ひとコマずつ動かして撮り続ける、気が遠くなるほどの手間暇をかけたストップ・モーション・アニメで、ラストクレジットに、その作業の一端が写し出されるが、まさに頭の下がる驚異的な作品だ。物語は、英国の探検家ライオネル卿と生きた化石=ビッグフット、さらにライオネルの元恋人アデリーナが、失われた環=ミッシング・リンクを求めて旅する、手に汗握る冒険譚。クリス・バトラー監督は『レイダース/失われたアーク<聖櫃>』(81)に影響を受けたそうだが、それも納得の出来栄え!

20/11/12(木)

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