主役でなくても強烈な存在感を残すキャラクターがいる。本作はまさに、真田広之の真田広之による真田広之のためのハリウッド大作！ と言っても過言ではない。還暦という言葉を吹き飛ばすように、あまりにも切れ味よく見事なアクションに感動すら覚える。パンがなければハンバーガーと言えないようにSANADA無しにはこの作品は成立しない構造になっているのだ。 さらに、大ヒットゲームを原作に人間界と魔界の戦いを描く中で、人間側のTOPに浅野忠信をキャスティング。てっきり日本製のゲームかと思っていたら、過激すぎて日本で未発売とは！ これほどまでに日本をリスペクトしたハリウッドアクション大作は『ラスト・サムライ』以来だろう。

21/6/14(月)