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邦画も洋画もミーハーに、心理を探る作品が好み
伊藤 さとり
俳優や監督との対談番組を多数、映画パーソナリティ
キャッシュトラック
21/10/8(金)
新宿バルト9
やっぱりガイ・リッチーは男優選びに秀でております。「この人が画に登場するだけで物語が勝手に動き出す」と思える俳優を、ジェイソン・ステイサムをセンターに置いて映し出し、『ホワイト・ライズ』などの二枚目ジョシュ・ハートネット、クリント・イーストウッドの息子・スコット・イーストウッドやクセのある顔立ちが魅力のジェフリー・ドノバンなど次から次へと登場させるのです。しかも相変わらずの軽快なテンポでどんどんとキャラクターを増やし、章ごとにお題をつけてミステリー小説を「観る」感覚を堪能させてくれます。 そしてステイサム兄さんお決まりのキレッキレのアクションが気持ち良いくらいにキマる画をこれでもかというくらい浴びせられる画作りに歓喜。頭を使いながらスカッとするクオリティの高い上質クライムサスペンスは大スクリーンで魅力炸裂。
21/10/1(金)