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水先案内人のおすすめ

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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

福袋演芸場 〜ちょいと立ち上がりまして!〜

通常の寄席興行が始まる前の時間を利用した二ツ目の勉強会。いわゆる「早朝寄席」だが、類似の会と違うのは、日曜祝日限定であることと、事前に演目を発表していることだろう。当回は、その演目に大きな特徴がある。「ちょいと立ち上がりまして」という副題のように、出演者が本芸のほかに、余芸を披露するというのだ。たとえば春風亭一花は「片棒」を演じた後、師匠・一朝譲りの篠笛を吹く。林家けい木はユーチューブなどに投稿するなど定評のある「落語家のものまね」を披露する。こうした余芸は楽屋内では「飛び道具」と呼ばれており、座布団から立ち上がったうえに何か面白いものを飛ばそうというのだから、ぜひとも見届けなければ。

20/7/23(木)

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