イタリア・オペラを代表する作曲家、プッチーニの『つばめ』は、全曲上演されることのほとんどない珍しい作品です。旧知の作曲家レハールの紹介で、プッチーニがウィーンの劇場から委嘱されました。初演は1917年でしたが、第一次世界大戦でイタリアとオーストリアが敵国同士になってしまったため、モナコのモンテカルロで行われました。裕福な銀行家の愛人として日々を暮らしているヒロインのマグダが、純朴な青年ルッジェーロと恋に落ちるお話です。 10月8日（金）、9日（土）、10日（日）、11日（月）、滋賀県大津市のびわ湖ホールで行われる今回の公演のマグダ役は、近年注目を集めるソプラノのお二人、中村恵理さん（8・10日）と、山田知加さん（9・11日）のダブルキャストです。ルッジェーロ役は谷口耕平さん。指揮は園田隆一郎さん、演出は伊香修吾さん、管弦楽は大阪交響楽団。 プッチーニのうまさにきっと唸ることでしょう。

21/10/6(水)