ジェームズ・キャメロンがずーっと温め続けてきた日本のマンガ『銃夢』。結局、自分では監督できず、その座をロバート・ロドリゲスに譲った。ロドリゲスは「もしジェームズが監督したら、というノリで作った」とインタビューで答えているが、出来上がった作品は、やっぱりロドリゲスのものだった。 主人公は、見た目はほぼ人間のサイボーグ少女。彼女がむくつけきサイボーグおやじたちとこれでもかと死闘を繰り広げる。彼女が手足をもぎ取られ、まるで芋虫のように這いずってみせるシーンは強烈。かなり不道徳というかイビツな印象で、しかもそんなシーンがてんこ盛りなのだ。 少なくともアクションシーンだけはロドリゲス印になっていると...

19/2/22(金)