20世紀を代表する芸術家イサム・ノグチの、晩年の到達点・牟礼の石彫にいたる道を紹介する展覧会。 国内外の彫刻作品が大集結！　するのはいいが、そもそも彫刻展って見せ方難しそうだよね、と思っていたら、おのおののフロアー自体が、観客が散策するように彫刻作品の中を歩く巨大なインスタレーションになっていて、イサム・ノグチワールドにどっぷり浸かれた。 とくに光の彫刻「あかり」を150個も使ったインスタレーションは圧巻！　また彼が香川県牟礼町で手掛けた石彫を、同所以外で初めて紹介する最終章「石の庭」もシブくて、まさにイサム・ノグチの小宇宙という感じ。 ここでは高松・牟礼の野外アトリエ「イサム・ノグチ庭園美館」の映像も見ることができる。ずっと気になっていた美術館だが、彼の芸術の真髄を知るには、行かねばならんのでしょうなあ。

21/6/6(日)