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歯に衣着せない辛口コメントが人気のクラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

読売日本交響楽団 第604回定期演奏会

読響の常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレ──新型コロナ禍のためにしばらく来日できなかった彼が戻って来た。1年3か月ぶりの登場だ。わが日本人指揮者たちの活躍はもちろん歓迎するべきだが、外国人の常任指揮者や音楽監督が予定通り姿を現し指揮するというケースも本当に久しぶりであり、オーケストラ界やファンに新鮮な雰囲気をもたらしてくれるだろう。 今回の定期公演のプログラムは、ブルックナーの「交響曲第6番」と、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第25番」である。後期ロマン派の巨匠ブルックナーの交響曲での、全金管群がいっせいに咆哮する迫力こそは痛快無類、コロナの重苦しい雰囲気を根こそぎ吹き飛ばす。若手注目株の岡田奏がソロを弾くモーツァルトのコンチェルトは清涼で瑞々しい。 なおヴァイグレは、読響の年末の「第9」も指揮する(16~27日の間に7公演)

20/12/1(火)

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