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水先案内人のおすすめ

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落語を中心に、講談、浪曲など演芸を長く担当。著書、編著も多数。

長井 好弘

演芸ジャーナリスト、読売新聞編集委員

吉坊ノ会

1955年、東京・深川生まれの僕は、ずっと上方落語欠乏症に悩まされてきた。三遊亭百生には間に合わず、先代桂小文治の上方弁は本格過ぎて聞き取れない。上野鈴本や末広亭で、二代目桂小南の「いかけや」「ふぐ鍋」を聴くのがせいぜいだった。それが今では、ベテラン実力者から売り出しの若手まで、「聴きたい」と思う精鋭たちが競って東上してくれる。 中でも、期待を裏切らないのが桂吉坊だ。大師匠・米朝と師匠・吉朝の芸を受け継ぐ、明るく端正な高座ぶり。今回は、米朝創作の「一文笛」と、浪花の夏の大ネタ「船弁慶」を演じる。ゲストの桂小ふみは、寄席のお囃子から転身した腕っこき。何と、上方落語と江戸音曲の競演ではないか!

19/6/2(日)

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