宙組の芹香斗亜が主演するブロードウェイ・ミュージカル『プロミセス、プロミセス』の東京公演が、11月30日、池袋の東京建物Brillia Hallで幕を開けます。 この作品は、ジャック・レモンとシャーリー・マクレーンによる名作映画、『アパートの鍵貸します』のミュージカル化で、宝塚でも上演された『おかしな二人』『第二章』のニール・サイモンが脚色、『雨にぬれても』『遥かなる影』などの名コンビ、作曲のバート・バカラックと作詞のハル・デヴィッドが音楽を担当。宝塚版の翻訳・演出は、『20世紀号に乗って』や『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』など、ブロードウェイ・ミュージカルの演出には定評がある原田諒が手がけます。 芹香が演じるのは、ニューヨークの保険会社で経理を担当するチャック。彼はある日重役に頼まれ、愛人と逢い引きするためにアパートの部屋を貸すことになります。噂は広まり、人事部長のシェルドレイク（和希そら）からも依頼されますが、相手が密かに思いを寄せる食堂係のフラン（天彩峰里）と知り、恋と出世の板挟みに……。 大阪公演では、持ち味の明るくハートフルな演技がぴったりはまり、評判を呼んだ芹香と、バウホール公演『夢千鳥』でも好演した天彩と和希によるロマンチック・コメディ。和希は公演後雪組に組替えになるので、この組み合わせが観られるのも最後です。楽しみたいと思います。

21/11/25(木)