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オペラと古楽をとりわけ愛するコンサートソムリエ。司会や執筆で活動中。
朝岡 聡
アナウンサー
フォルテピアノ・カレイドスコープ/サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
21/6/16(水)~21/6/25(金)
サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
現代ピアノの前身であるフォルテピアノの歴史的名器を使って19世紀の多彩な作品を演奏するシリーズ。この回は1835年にA・シュヴァルトリンクが製作した楽器を使って、シューベルトやシューマンを中心としたプログラムだ。 バス・バリトンのクレシミル・ストラジャナッツ、フォルテピアノの小川加恵、ヴァイオリン水谷晃のそれぞれが繰り広げるロマン派の響きは、知っているはずの名曲が実に新鮮に感じられるひとときのはず。 作品は楽器や奏法によってみるみる表情を変える。その面白さと歓びをじっくり味わいたい。鍵盤の様子をしっかり観察したい時は、会場のサイドビュー席下手側がおススメ。座る座席で楽しみ方が選べるのもありがたい。
21/6/7(月)