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五十川 晶子
フリー編集者、ライター
国立能楽堂 4月企画公演
19/4/25(木)
国立能楽堂
4月の国立能楽堂ではちょっとユニークな企画が上演される。名付けて〈対決〉。 4/25は狂言(和泉流)『弓矢太郎』三宅右近 野村萬斎、復曲能『碁』大槻文藏 狩野了一。 4/27は狂言(大蔵流)『惣八』善竹十郎 山本東次郎、能『正尊』宝生和英 金剛龍謹。 狂言『弓矢太郎』。臆病者のくせに強がりを言う太郎と、彼を脅かそうとする仲間の男のお互いが鬼に変装する。だが出くわしてしまったふたりは、互いを本物の鬼を思い込んでしまう。 『碁』。『源氏物語』の世界の作品。光源氏が思いを寄せた空蝉の霊が、義理の娘との碁の勝負を再現してみせる。観世流では平成13年に復曲された能だ。 狂言『惣八』。有徳人に雇...
19/4/20(土)