日本民藝館の入口の扉を開けると、目に飛び込んでくる磨き込まれた木製の大階段と広い吹き抜けの空間
展示作品のキャプションや、展示室の企画名なども黒地に朱の手書き文字で書いたものが添えられています
作品が設置された棚や展示ケースひとつひとつが美しく味わい深いもの
表具の色合いや組み合わせも独特で楽しいものばかりです
展示室の雰囲気にぴったりな藍染のカーテンもステキです
よく見ると魚やカエルの口に小さな穴があいていて、水が出るようになっています
あいにくのお天気でしたが、隣の駒場公園の緑が雨に濡れてきれいでした
企画展『朝鮮民族美術館設立100年記念 柳宗悦と朝鮮民族美術館』の展示が行われている新館の大展示室
柳宗悦が朝鮮工芸に関心をもつひとつのきっかけになったのがこの《染付秋草文面取壺》だそう。よくみると表面に茶色のしみのようなものが見えます
《染付秋草文面取壺》(瓢形瓶部分)金沙里窯 朝鮮時代〔朝鮮半島〕18世紀前半 写真提供:日本民藝館
道路を挟んで本館の向いに建つ西館は、日本民藝館開館1年前の1935年に完成。柳宗悦が72歳で亡くなるまで生活の拠点としました 画像提供:日本民藝館
ゲートレッグテーブルが置かれた板張りの洋室と、一段上がったところに和室が設けられている和洋折衷の食堂
最後にミュージアムショップに立ち寄るのもお忘れなく。全国各地から集められた工芸品が販売されています