東京スカイツリーの近くにある「たばこと塩の博物館」
メキシコの職人が再現したという「十字の神殿」のレプリカは圧巻
たばこは、神様に捧げられるものとして扱われていたことが驚きますね
お話を伺ったたばこと塩の博物館の主任学芸員、湯浅淑子さん
ブライヤーという木の根っこを使って作られた猫のパイプもかわいい
江戸時代はたばこの葉を名刺入れのようなものに入れて携帯していたようです。携帯する入れ物を自分でカスタマイズできる商店などもあったそうですよ
明治から現代まで、たばこのデザインやポスター広告でその歴史をたどる展示
堂本印象による1935年の「たばこ展覧会」を記念したパッケージデザイン
1960年発売の「ハイライト」のパッケージデザインは和田誠が手掛けたもの
この大きなピンク色の塊は、ポーランドでとれた岩塩です。掘ればとれるものではありますが、やはり岩塩の採掘も重労働だそうです
塩を知るための仕掛けもたくさんあります。パネルの上に塩が入ったケースを置くと、さまざまな情報を閲覧できます。これは楽しいですね
歌川広重《東都旧跡尽 浅草金龍山 観世音由来》 三人の漁師が隅田川から観音像を引き上げる様子が描かれています。三社祭の三社とは、この3人の漁師のことだそう
二代歌川豊国画《向ふ島夜の雪景》 少しわかりにくいけどよく見てみてください。画面中央の傘をさす男女のすぐ背後、大きな青色で描かれた鳥居の頭が!雪が降っていても舟に乗って出かけていたなんて、なんだか楽しそうですね
左:三代歌川豊国画・二代歌川国久《江戸名所 百人美女 小梅》 右:歌川国貞(三代豊国)画「流光六花撰」 幕末にはこんなエピソードもあります。新政府に攻められ、幕府軍が東北へいく前、最後に寄った場所が小倉庵だと記録が残るくらい、人びとから愛されていました
上:鶴岡蘆水《東都隅田川両岸一覧》 下:葛飾北斎《隅田川両岸一覧》
左から三代歌川豊国《二十四好今様美人 甘い物好》 歌川国芳《すみだ川の夕桜》 三代歌川豊国《江戸名所之内 むかふ島》 隅田川の名物といえば、都鳥と桜餅もあります。浮世絵をよくよく観察してみると、桜餅やおもちゃの都鳥など、当時の名物も発見できますよ