缶詰から想い出が飛び出してくる“あの頃” 草彅剛出演『サバカン SABAKAN』本ビジュアル&本予告編
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『サバカン SABAKAN』 (c)2022「SABAKAN」Film Partners
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映画『サバカン SABAKAN』が8月19日(金)に公開となる。この度、本ビジュアルと本予告編が公開された。
本作は番家一路(子役)を主演に、原田琥之佑(子役)、尾野真千子(『台風家族』)、竹原ピストル(『永い言い訳』)、貫地谷しほり(『総理の夫』)、そして草なぎ剛(『ミッドナイトスワン』)が出演。日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いたCULENによる『ミッドナイトスワン』に続く愛のストーリーだ。
監督・脚本は、本作が映画初監督となる金沢知樹(萩森淳と共同脚本)。TBSドラマ『半沢直樹』(2020年)など、主にテレビ・舞台の脚本や演出を手掛けてきた俊英だ。新鋭監督と演技派俳優陣による素晴らしいアンサンブルが実現し、2021年8月から9月にかけて、風光明媚な長崎県を中心に撮影が行われた。
物語は1986年の長崎を舞台に“イルカを見るため”に冒険に出た、ふたりの少年の友情、それぞれの家族との愛情のひと夏を描く。コロナ禍の中で社会の分断が進む中、80年代という時代を通して映し出される、貧しさの中にある人の温かさと優しさに触れる作品として、すべての大人たちの魂を揺さぶる「あの頃の僕たちに背中を押される」物語となるだろう。
公開された本ビジュアルは、本編に登場する「子供時代の友達との思い出」である「サバの味噌煮の缶詰」がモチーフ。上の缶詰では「1980年代の子供時代(番家)」を、下の缶詰では「大人になった今」の主人公・久田(草彅)が子供時代を懐かしむかのように見上げる構図になっている。
1980年代の缶詰では、主人公の久田(番家)と友達の竹(原田)が自転車に乗り、母ちゃん(尾野)は小言を言いながら追いかけ、父ちゃん(竹原)はノリで追いかけている。キャラクターたちの表情に個性とユーモアがあふれ、「缶詰から想い出が飛び出してくる“あの頃”に誘われるような」楽しさが漂う。そして“ここは80年代。子供が主役です。”というキャッチコピーにも注目だ。
さらに本予告編では、主題歌はANCHORが編曲したORANGE RANGEの「キズナ」を、りりあ。がピュアな歌声で歌っており、涙腺を刺激されること間違いなし。劇伴音楽はベテランの大島ミチルが手掛け、物語を奥深いものにしている。
空と海に囲まれた長崎の美しいロケーションと煌めく夏が、観る者を懐かしく包み込み“すべての人の子供時代”の記憶を呼び覚ます、胸が熱くなる予告編だ。
<ANCHOR・コメント>
主題歌を担当させていただきましたANCHORと申します。初めて作品の詳細を伺った際、自分の生まれ育った故郷の田園風景を思い浮かべました。学生時代、その景色の中でMDウォークマンから流していたORANGE RANGEさんの楽曲『キズナ』をカバーさせていただけて大変光栄であると同時に、制作中はまるで作品の中に迷い込んだような不思議なノスタルジーに包まれました。大人になった今、まさに憧憬と呼ぶに相応しい夏の1ページを、りりあ。さんの歌と私の音、そして変わらない名曲と共に楽しんでいただけましたら幸いです。
<りりあ。・コメント>
金沢監督からオレンジレンジさんの『キズナ』を主題歌として歌って欲しいとお話をいただいた時は私で良いのかと戸惑いました。監督から『キズナ』への熱いこだわりをお聞きして、この素晴らしい作品が完成した時に私の歌声で幕を閉じる事がとても光栄で「やらせていただきたいです」とお返事しました。この作品はとにかく観て!の一言です!後悔しないと思うので是非観ていただきたいです。
<大島ミチル・コメント>
映画『サバカン』の作曲は金沢監督が私の音楽の『風笛』が大好きとのことでお話をいただきました。監督はとても穏やかで、でも音楽のイメージを明確に持っていらっしゃいました。映像を最初に見た時、長崎出身の私はその懐かしい風景や言葉に湿度を感じました。春や秋は少し生暖かく、夏はセミの鳴き声とジリジリした暑さ、冬場は底冷えではない寒さ…この映像は記憶であり、優しさでもあります。
私の中では故郷の家族、友達はいつも温かくそこにあって遠くから見守ってくれる存在です。その甘酸っぱく、ほろ苦くかつ包み込むような思い出を今の心と重ねて作曲をしました。素敵な映像と役者さんたちと一緒に音楽も楽しんでくださると嬉しいです。
『サバカン SABAKAN』
8月19日(金)公開
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