山田涼介、『鋼の錬金術師』原作者から演技を絶賛され「ありがたいですね」と感無量
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すべて見る連載開始20周年新プロジェクトとして、荒川弘による大ヒット漫画の原作最終話までを描く完結編2部作の前編『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』の完成披露試写会が5月16日、都内で行われ、主演の山田涼介(エドワード・エルリック役)、共演する本田翼(ウィンリィ・ロックベル役)、本郷奏多(エンヴィー役)、渡邊圭祐(リン・ヤオ役/グリード役)、栗山千明(オリヴィエ・ミラ・アームストロング役)が出席した。
亡き母に会いたい一心で錬金術最大の禁忌である人体錬成に挑んで失敗し、失った体を取り戻すため旅を続ける兄弟エドとアルは、国家錬金術師の抹殺を誓う「傷の男(スカー)」と呼ばれる正体不明の人物に命を狙われてしまう。スカーを演じるのは、新田真剣佑。2017年公開の前作『鋼の錬金術師』に続き、曽利文彦監督がメガホンをとっている。
子どもの頃から原作コミックの大ファンだった山田は、「自分がエドを演じていいのかと不安もありましたが、断って、他の誰かが演じるのも、それはそれで悔しかった」と前作の出演オファーを振り返り、当時の葛藤を告白した。以前荒川氏からプレゼントされた直筆のサイン入り原画をお披露目する場面もあり、「自慢みたいですみません(笑)。家宝です」とにっこり。この日、荒川氏からは演技を絶賛するメッセージが届き、「ありがたいですね。生誕20周年の記念すべき年に(完結編を)公開できてうれしく思っています。たくさんの皆さんに、作品の魅力が伝われば」と感無量の面持ちだった。
『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』に続く後編『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』は、現在も完成に向けた作業が行われており、この日は約10分間の特別フッテージが初披露された。山田は「僕たちもまだ完成品を見ていないので、こうやって皆さんと少しだけでも共有できてうれしかった」と興奮が抑えられない様子。栗山が演じるオリヴィエは後編からの登場で、本田は「軍服があんなに似合う女性はいない!」と大絶賛。「かっけえです」(本郷)、「舌打ちされたり、流し目で見られたい」(渡邊)と男性陣からも熱いコメントが飛び出した。
当の栗山本人も「原作の大ファンなので、特に意識せず(オリヴィエに)影響されている部分もあった。まさか自分が演じるなんて、20年前の自分に教えてあげたい」と喜びの声。同時に「まさか、こうして皆さんと一緒に見ることになるなんて、ちょっと取り乱しております」と照れ笑いも見せた。
取材・文・写真=内田涼
『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』
5月20日(金)より公開
『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』
6月24日(金)より公開
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