“鬼才”葛飾北斎によるさまざまな“鬼”の表現が集結! 『北斎 百鬼見参』6月21日より開催
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葛飾北斎『釈迦御一代記図会』六 暴悪を罰して天雷流離王が王宮を焼君臣を撃殺す図 すみだ北斎美術館蔵(通期)
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すべて見る人気の錦絵「百物語」や版本などから鬼に関連する作品を紹介し、葛飾北斎がどのように鬼をとらえ、表現してきたかに迫る特別展『北斎 百鬼見参』が、6月21日(火)よりすみだ北斎美術館にて開催される。
古来より、日本人は鬼の存在を信じ、現在にも伝わる神話や伝説、また芸能、小説、マンガ、アニメ、ゲームに至るまで、鬼はあらゆる創作物に登場する。江戸時代の浮世絵も然り。それだけ、鬼は日本人の心に深く根ざし、その精神世界の形成に大きな影響を与えているといえるだろう。
同展では、北斎や門人が描いた鬼にまつわる浮世絵を前期・後期あわせて約145点を展示。地獄の鬼をはじめ、雷神のような鬼から金太郎や桃太郎などの昔話に登場する鬼、ユーモラスな鬼まで、日本における多様な鬼の姿を紹介するほか、同展のために修復された北斎としては珍しい能を題材にした肉筆画《「道成寺図》が初公開される。
江戸時代の人々がどのように鬼をイメージし、どのような存在と考えていたかを浮世絵を通して紐解いていく。
【開催概要】
特別展『北斎 百鬼見参』
会期:2022年6月21日(火)~8月28日(日)
会場:すみだ北斎美術館
時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜(7月18日は開館)、7月19日(火)
料金:一般1,200円、大学生・高校生900円、中学生400円
美術館公式サイト:https://hokusai-museum.jp/HyakkiKenzan/
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