42年間の波乱万丈な人生が凝縮 『エルヴィス』より名曲「トラブル」リリックMV公開
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『エルヴィス』 (C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
現在公開中の映画『エルヴィス』より、名曲「トラブル」のリリック・ミュージック・ビデオが公開となった。
禁断の音楽とされていたロックで世界を一変させ、若くして謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリーの誰も知らなかった真実の物語を『ムーラン・ルージュ』や『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン監督が映画化。
ほぼ全編に渡り吹き替えなしでエルヴィスになりきり、歌唱とダンスを行うという難役・エルヴィスに抜擢されたのはオースティン・バトラー。エルヴィスの才能をいち早く見つけ、生涯にわたりエルヴィスのマネージャーを務めた悪名高いトム・パーカー役を、2度のアカデミー賞受賞俳優トム・ハンクスが演じている。
日本に先駆けて世界52カ国で公開された本作は『トップガン マーヴェリック』を抑え、全米興収ランキング初登場1位を獲得。アメリカの映画評論サイト「ロッテントマト」の観客評価ではバズ・ラーマン監督作品史上最高、そして2022年“実写音楽映画”1位となる94%の高評価を獲得した(※7月4日現在)。
先日公開となった日本でも、絶賛の高評価レビュー記事が連日掲載され、FilmarksやYahoo!映画などの映画レビューサイトで3.9の高評価を記録、劇場にはエルヴィスを知る50~60代だけでなく、エルヴィスを知らない20代の女性同士やカップルなど、幅広い年代が足を運んでいる。なお全世界の興行収入は153億円を突破。
バズ・ラーマン監督も観客に向けて「ファンであってもそうでなくても、若い人にこそぜひ観てほしい作品です。エルヴィスは、いまの私たちと同じように、とても困難な時代を生き抜き、多くの人に希望や喜び、そして勇気と愛を与えてくれる。そしてショーやコンサートのように、大きなスクリーンで皆さんに体験してほしい作品です」と熱いコメントを贈っている。
今回公開された映像は、42年間のプレスリーの波乱万丈な人生が凝縮されたものだ。観客を熱狂の渦に巻き込む伝説的ライブシーンに合わせ、名曲「トラブル」の歌詞が煌びやかに映し出される中、エルヴィスを語る上では外せない重要なシーンがフラッシュバック。
後に彼の音楽性に大きな影響を与えることになる、少年時代に初めて触れた“ゴスペル”のシーン、名優トム・ハンクスが老獪に演じたエルヴィスの悪名高きマネージャーであるトム・パーカーとの運命的な出会い、そして円熟味を増したエルヴィスによる大迫力のラスベガスのステージなど、エルヴィスの生き様が約2分間で表現されている。
伝説的なスターを演じるにあたってオースティン・バトラーは「エルヴィス本人のパフォーマンスを徹底的にコピーしたいと思った。観客が生前のエルヴィスを思い起こすだろうから、できるだけ正確に再現しなくちゃいけない。でも、パフォーマンスを一から創作する必要もあったんだ。パフォーマンスの完成度と鮮度をどう両立させるかが課題になったよ」と、役作りの難しさを語った。
『エルヴィス』
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