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中島健人、『ラーゲリより愛を込めて』で二宮和也と共演 人生初の丸刈り&ふんどし姿も

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第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人が不当に抑留され捕虜となったシベリアの強制収容所(ラーゲリ)でただ一人、生きることをあきらめなかった男が、希望を強く唱え、仲間たちを励まし続けた実話を描いた『ラーゲリより愛を込めて』の完成報告会見が8月17日、都内で行われた。

会見には主人公・山本幡男を演じる主演の二宮和也、妻・モジミ役の北川景子をはじめ、同日情報解禁となった共演者の松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕、瀬々敬久監督(『護られなかった者たちへ』『糸』)、平野隆プロデューサーが出席した。

二宮は「過酷な物語ですが、1世紀経っていない現実でもありますし、役者としては(状況に)投げ込まれてどう動くかに集中していた。大切なものを教えてくれる映画」と語り、北川は「知恵を絞り、手を取り合いながら、困難を乗り越えようとする。人間には本来こういう力があるはず。最後は愛が人間を突き動かす」と作品にこめられたメッセージを代弁した。

松坂は戦禍で友人を亡くしたトラウマから自身を「卑怯者」だと思い悩む松田研三を演じ、「終戦後も終わらない戦争が11年続いていたことに衝撃を受けました」と振り返り、「過酷な時代を生きた人たちの熱い思いを、映画という形にして届けたいと強く思っている」と力強くコメント。また、最年少でムードメーカーの新谷健雄を演じる中島は、「心から尊敬している役者であり、先輩である二宮くんの大作の一部になれること、心から幸せに思っています」と二宮との共演に感激していた。

その中島は、二宮の魅力を問われると「お芝居のワンカット、ワンカットに感銘を受けていた。印象に残るシーンですか? すべてですね」と最敬礼。後輩からの惜しみない賛辞に、二宮は「ありがたいです。恥ずかしいですけど」と照れ笑いを浮かべる場面も。

中島にとっては、本作が人生初の丸刈り&ふんどし姿を披露する機会にもなっており「二宮さんは丸刈りの先輩なので、継承できてうれしい。現場はかなり寒かったですが、『おれは強いんだ』というところを見せたくて、何も着なかった。二宮くんも(薄着の衣装で)とても寒そうでしたが、スタジャンは着なくて。裏でも映画スターなんですよ」と明かすと、二宮は「素っ裸の人に『着てください』って言われても、着られない(笑)」と過酷ながらも、和気あいあいの雰囲気を振り返っていた。

取材・文・写真=内田涼

『ラーゲリより愛を込めて』
12月9日(金)より公開

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