今までにない新曲に年下組の新たなチャレンジ、DEEP SQUADが語る盛りだくさんの夏
音楽
インタビュー

DEEP SQUAD(左から、YUICHIRO、比嘉涼樹、TAKA、杉山亮司、宇原雄飛、KEISEI) 撮影:川野結李歌
続きを読むTAKA、YUICHIRO、KEISEIの3人で活動していた“DEEP”に、比嘉涼樹、杉山亮司、宇原雄飛を加えた“DEEP SQUAD”として、新たにデビューしたのが2020年7月。しかし、そこからの2年間、特にエンタメ業界はライブや新作発表の中止や規格変更を余儀なくされる期間だった。
ところが彼らはそんな中、これまでに6作のデジタルシングルと1枚のアルバム、2枚のシングルをリリース。常に自分たちと向き合い、そこで見えたものを歌に託し、届け続けるという信念が、ものすごいスピードでDEEP SQUADを熟成させたのだろう。ニューシングル『VIVA SUMMER!!!!!!』は、歌詞もサウンドも歌声もひっくるめて底抜けに明るく、アグレッシブなパーティチューンに仕上がった。ひたむきに“DEEP SQUADらしさ”を追及し、高め続けた彼らにしか出せないマジックについて聞いた。
若い3人の考え方がグループにとっても刺激に
──この7月で結成から丸3年、デビューから丸2年経ちました。コロナ時期だったとは思えないくらいハイピッチな活動をされてきた中で、DEEP SQUADとしてもっとも進化したのはどんなところだと思いますか?
YUICHIRO うちは年齢差があるんですけど、それを感じさせないくらいまとまってきたなというのはすごく感じます。もちろんそれぞれ歌も成長していますし、DEEP SQUADといえば踊らないグループだったんですけど、今回のMVでもダンスを取り入れてますし。6人のエンタテインメントに対するパフォーマンス力がすごく上がったなと感じますね。

宇原 もともとDEEPを応援してくださっているファンの方には、どうしても僕らが入る前と後を比較されちゃうと思うんです。だから歌や見せ方というのをグループできちんと見せれるようにならなきゃいけないなというのを心がけてきて、その結果、この2年間で歌だけじゃなく、人間としても大きくなれたかなと感じていて。僕、入ったとき18歳だったんですけど今は21歳になり、お酒を飲める年齢になったんです。YUICHIROさんと乾杯してて、すごく不思議な気分になるときがあるんですよね。

YUICHIRO お酒に強いかどうかは、聞かないでください(笑)。
比嘉 DEEPはボーカル力が絶対的な魅力なんで。そこはDEEP SQUADになっても変わらず、歌といえばDEEP SQUADだよねって言われるようになっていかなきゃとずっと思ってました。その上で、DEEP SQUADの良さというのをちゃんと出すためには、僕らも個性を出していかなきゃいけないなと思いましたし。

杉山 僕らも中学生の頃からDEEPを聞いていましたし、自分のルーツには必ずDEEPが入ってるんです。それをどうやって、DEEP SQUADに出していけるかなと考えました。

KEISEI 若い3人の変化という意味ではまず、“雄(オス)”になりましたよね。フィジカルもそうだし、放つオーラもそうだし。最初は中性的な美しさのある3人だなというイメージだったんですけど、LDHの色にあってきたというか、放つギラギラ感みたいなのが増してきた。歌に関しても、声量も含めた圧みたいなパワーが増したんですよね。極論でいえば、やっぱりバイブスじゃないですかね。ソウル的なところが強くなった結果だと思います。

TAKA もちろん初めの頃は3人をどう導こうかなと思ってたんですけど、最近は任せることも多くなってきて。僕たちと聴いてきた音楽も違うけど、彼らが聴いてる音楽や考え方は、僕たちにとっても刺激になったんですよね。それを柔軟に取り入れたり、楽曲に関しても誰がどこを歌うのかを任せたりできるようになって、以前のDEEPにはなかったエッセンスを出せるようになったんです。そういう発見がたくさんある2年でした。

同じ楽曲を奏でるには年齢差のギャップはない

──DEEP SQUADの最大の魅力はもちろん歌の上手さですが、グループの年齢差も他のアーティストにはない個性です。年齢差のギャップというのはどう対処していますか?
YUICHIRO ギャップはもとからほとんど感じてないです。雄飛が入ってきたときはまだお酒が飲めない歳だったとか、多少はありましたけど……同じ楽曲を奏でることに関してはまったくギャップはないんです。あ、体力に関してはギャップを感じますけど。
TAKA 肌艶とかね(笑)。
──逆に年下組がこれはかなわないなぁと思うところは?
宇原 そうですね。KEISEIさんとか特に、めちゃくちゃいろんなことに詳しいんですよ。音楽にもサッカーにも詳しいし、ドラマや映画にも詳しい。それは生きてきたキャリアの中で培われてきたものなんでしょうしね。
KEISEI いろいろ気になるんですよね、人にも興味があるし。だから雄飛にも雄飛の友達のことまで聞いちゃうもんね?
宇原 それより俺の親じゃないですか? 俺の親とつながってるんです(笑)。
KEISEI 彼の親とはたまにDMのやり取りをしてます。
比嘉 YUICHIROさんは、感覚が一番若い。僕らと近いというか、すごく少年なんですよね。めちゃくちゃ素直ですし、年上だけどピュア。話しててもぶっちゃけたこととか話してくれますし、恋愛話も赤裸々に話してくれるんで、すごく身近に感じるというか。おかげであまり気を使わなくなりました。そういう距離の近さは全員がそうなんですけど、YUICHIROさんは特に少年だなっていう(笑)。
YUICHIRO 自分を偽って生きててもつまらないんで。せっかくなら楽しくいきたいなと。
新曲は今までにないパーティチューン
──ひとりひとりは真面目で、だけど自由度は高い。今回のシングル『VIVA SUMMER!!!!!!』も楽曲の完成度は高いけどひとりずつの歌声はとても自由で、そんなDEEP SQUADにピッタリな曲です。ノリノリのパーティチューンで、歌詞もかなり振りきってますよね。
KEISEI これが本当の姿かもしれないですね!
YUICHIRO 振りきってますよね。「シャンパン一気飲み」とか言ってるし。
杉山 コロナ禍で夏になかなか外に出る機会がなかったけど、今年の夏は出たいよねっていうところからこの曲ができ上がったところもあるんです。音がすごくふざけてて面白いし、トラックの音もおしゃれだし、今までにないパーティチューンだなと思いますね。
TAKA この曲には僕らの願いも込められてるんです。「今年こそは、夏を楽しもうよ!」っていう。ちょうどこの曲を作ろうとしはじめたときが、コロナがそろそろ収束するのかなっていうときだったし。最近また増えてしまったんですけど……でも、テーマはまったくぶれてなくて。今年の夏はこの曲でみんなに元気を出してもらえるように、一緒に盛り上がっていきましょうっていう想いで作ったので、もし外に出ていけなかったとしても、この曲の中で盛り上がって楽しんでもらえればなと思います。サウンドも、楽しいことが待ち受けてる感じに仕上がってますから。
──なにかを楽しみにする気持ちを消してはいけない!と。
TAKA そうなんです! 楽しむ気持ちを捨ててはダメですから。疑似的にでも、この曲の中で楽しい気分になってもらいたいですね。
KEISEI 何かを楽しもうとしたり、期待したりすることをやめてしまった人もいると思うんです。そういう人が、自分をアゲる方法を思い出す手助けになればいいですよね。
宇原 DEEP SQUADの得意とするボーカルリレーもばんばん入ってます。歌っていてすごく気持ちよかったです。

──ちなみにこの曲のMVでは、TikTokで人気のタイガさんによる振付も披露されているそうですね。どんな仕上がりになってるんですか?
宇原 めっちゃ簡単。でも、ジワるというか。
YUICHIRO クセになるよね。
比嘉 タイガさんらしい、覚えやすい振付なので。TikTokとかでみんなにいっぱいやってほしいです。
KEISEI 簡単だけど、動きはハードなんですよ。撮影も、振りを間違えたりするとやり直しになるじゃないですか? だんだん誰かがキレてくるんです(笑)。
TAKA 亮司とか、間違えると「もうこのままいこう!」とか叫んでた(笑)。
杉山 暑いし、もう止めないでください!みたいな。屋外と屋内の両方で撮ったんですけど、屋内でも動きすぎて汗だくでしたから。
宇原 イントロとアウトロもすごく面白い振付になっているんで。みんなで真似してほしいですね。
YUICHIRO カッコよくはないんですけどね(笑)。モンチッチみたいな。
宇原 ライブでやるとしたら……やばいですね。
比嘉 誰も歌えなくなる(笑)。
KEISEI いや、サビ歌ってる人以外全員踊れるよ!
宇原 もしくは全員ヘッドセットで踊る(笑)。
DEEP SQUAD「VIVA SUMMER!!!!!!」MV
年下組3人が臨む新たなチャレンジ
──そして、比嘉さん、杉山さん、宇原さんは『HiGH&LOW THE WORST X』への楽曲参加も決定しました。どんな仕上がりになりましたか?
杉山 涼樹は『HiGH&LOW』に出演してるんですけど、僕たち3人だけの色で発信する音楽自体が初めてなんです。すごくいい曲だし、それを3人でどう表現するかを考えました。シーンの中で流れる曲なんで、聴いていて気持ちいいバラードに仕上がったんじゃないかなと思います。3人だけど歌の表記は「DEEP SQUAD」だし、ちゃんと背負って歌っています。
TAKA&YUICHIRO&KEISEI 光栄です!(深々と礼)
杉山 デビュー当時は“変幻自在”という言葉をDEEP SQUADは使っていたんですけど、どんな人数でもできるというのも、うちのグループの強みでもあるんで。それが実現したという感じですね。

──3人の『HiGH&LOW THE WORST X』楽曲参加があって、6人での新作リリースもあり。ここからDEEP SQUADについていく人にとって、盛りだくさんな夏になりますね。
KEISEI 特に『VIVA SUMMER!!!!!!』で初めて僕らを知った人は、びっくりすると思うんです。「……え? 年齢差、20!?」って。
宇原 そこーっ!?
KEISEI いや、そこも含め(笑)。うちは変幻自在のボーカルグループであり、全員がメインボーカルのグループなんですよね。なかなかそういうグループはいないので、初めて聴くみなさんの好みにあう声が必ずいると思うんです。あと、めまぐるしく変わっていくボーカルリレーというのがDEEP SQUADの醍醐味。いろんな曲を歌う中で、こういうアッパーな曲でもきっちりコーラスが入っていることも含めて、いろんな楽しみ方をしてもらえると思うんです。こちらとしてはテーブルの上にいっぱい並べてありますので、お好きなものを自由に楽しんでいただきたいですね。
取材・文:川上きくえ 撮影:川野結李歌
<配信情報>
DEEP SQUAD「VIVA SUMMER!!!!!!」
Now On Sale
配信リンク:
https://smar.lnk.to/kF2g7E
<リリース情報>
DEEP SQUAD ニューシングル『VIVA SUMMER!!!!!!』
2022年8月31日(水) リリース
●初回生産限定盤(CD+DVD+蛇腹折ポスター+宇原雄飛撮影メンバーフォトカード封入【ランダム6種】、三方背):2,000円(税込)

●通常盤(CD):1,100円(税込)

【CD収録内容】
1. VIVA SUMMER!!!!!!
2. 夏薫風
3. VIVA SUMMER!!!!!!(Main Less)
4. 夏薫風(Main Less)
【DVD収録内容】※初回限定盤のみ
・「VIVA SUMMER!!!!!!」Music Video
・「VIVA SUMMER!!!!!!」Behind The Scene
ぴあアプリではDEEP SQUADのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリをダウンロードすると、この記事内に掲載されています。
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