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バロックオペラの刺激に刮目せよ! ヘンデル:『シッラ』(全3幕)/ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテ

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あの衝撃的デヴューアルバム、ヴィヴァルディの『四季』によって、バロック演奏の新時代を切り開いたファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテの名コンビが、さらなる衝撃作をひっさげて来日する(2022年10月29日、30日:神奈川県立音楽堂)。

オペラと言えば、“豪華なオペラハウスにおける大掛かりな装置の中で演じられる総合芸術”といったイメージを持たれている方が多いと思うのだが、このオペラは全く別物。シンプルな舞台とシャープな演奏には、バロックオペラならではの魅力が満載。重厚長大なオペラのイメージが大きく変わること請け合いだ。

今回が日本初演となる『シッラ』公演は、当初2020年2月に予定されていながら、コロナ禍によって直前で中止となってしまった因縁作。2年半の時を隔てて、さらなる熟成が進んだであろう日本初演は、バロックオペラ新時代の幕開けを告げる!

●公演詳細:https://www.kanagawa-ongakudo.com/d/silla2022

●音楽監督:ファビオ・ビオンディ(指揮・ヴァイオリン)Fabio Biondi

イタリアのパレルモ出身。12歳でソリストとしてイタリア国立放送交響楽団(RAI)と共演し、国際的キャリアをスタートさせた。
1990年、イタリア・バロック音楽アンサンブル「エウローパ・ガランテ」を結成し活動を始める。さまざまな音楽祭に加え、ミラノ・スカラ座、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ロイヤル・アルバート・ホール、ウィーン・ムジークフェライン、ニューヨークのリンカーンセンター、シドニーのオペラハウス、東京・サントリーホールなどに招待される。ソリスト、指揮者としては、サンタ・チェチーリア管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、ハレ歌劇場管弦楽団、ノルウェー室内管弦楽団、モンペリエ国立交響楽団、マーラー室内管弦楽団など数多くのオーケストラと共演。2005年よりノルウェー・スタヴァンゲル交響楽団のバロック音楽のための芸術監督、2011年よりサンタ・チェチーリア音楽院の学芸員。

●演奏:エウローパ・ガランテ Europa Galante

1990年、音楽監督であるファビオ・ビオンディによって設立された古楽アンサンブル。パルマのドゥーエ劇場を活動拠点とし、バロック、古典の時代に作曲された作品を当時の楽器で演奏する。バロックの器楽曲だけに限らず、ヴィヴァルディの『バヤゼット』『テルモドンテ川のエルコレ(ヘラクレス)』『メッセニアの神託』のほかヘンデルの『アグリッピーナ』『イメネオ』といったバロック・オペラ、オラトリオと、声楽を含む作品もレパートリーとしている。さらに、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院と共同でアントニオ・カルダーラの『キリストの受難』、レオナルド・レーオの『カルヴァリオの丘の聖エレナ』のような前18世紀のイタリア・オペラの再発掘や復元に尽力している。CDのリリースも多く、ヴィヴァルディ『メッセニアの神託』の盤も含め数多くの賞に輝いている。そしてミラノ・スカラ座、サンタ・チェチーリア音楽院といったイタリア国内だけでなく、ヨーロッパ、オーストラリア、日本、カナダ、イスラエル、アメリカそして南アフリカまで招かれ、世界中の一流ホールで演奏している。